2025年9月6日土曜日、新座市介護保険課(主催:西堀・新堀高齢者相談センター)による「家族介護教室」に講師として参加しました。

西堀新堀コミュニティセンターにて、「家族介護教室~在宅介護のコツをプロが伝授~【在宅介護の基本編】」と題し、四季の里からはOT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)、通所リハビリテーションの介護福祉士が登壇しました。OTからは歩行補助具を使用した歩行の支援と床からの立ち上がり方について、介護福祉士からはおむつ交換について、STからは嚥下についての話を、在宅介護にかかわる当事者様やご家族様に向けてお話しました。また、かくの木からは、管理栄養士、薬剤師が参加し、在宅介護での食事やお薬の管理についてお話がありました。

当日は、20名定員のところ定員を超える参加があり、西堀・新堀地区だけでなく新座市全域からお越しいただきました。

OTによる講義では、歩行補助具の基本的な使い方や合わせ方、それらを用いた介助方法について実演を交えてお話しました。杖や歩行器の高さの合わせ方については、メモをとりながら聞く方も多くいらっしゃいました。

介護福祉士による講義では、おむつ交換に対する基本的な動作だけでなく、介護者の負担軽減の大切さや、相手への思いやりを持った声かけの仕方など、多角的なお話がありました。

実際に介護されている方もおり、うなずきなら聞かれていた方が多くいたのが印象的でした。

STによる講義では、嚥下に関する基本的なお話を中心に、嚥下障害を疑うチェックリスト、簡単にできる嚥下のテスト、のどの自主トレーニング紹介を実施しました。ST(言語聴覚士)を知っている方は数名にとどまり知名度の低さを実感しましたが、「嚥下」という言葉を知っているかたは多くおり、関心の高さがうかがえました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、多くのテーマから広く浅く基本的なことのみをお話したため、開催後に「ひとつのテーマで2時間聞きたい」と感想を伝えて下さる方もいました。

今後、いろいろなテーマを掘り下げた講習会なども開くことができたら、と励みにもなりました。ありがとうございました。

開催にあたりお声がけくださった、新座市介護保険課様、西堀・新堀高齢者相談センター様、ご一緒に登壇させていただいたかくの木の皆様に深く感謝を申し上げます。