令和7年12月10日、新座市役所にて、市内事業所向けケアマネジメント研修の講師として参加しました。市内の居宅介護支援事業所、地域包括支援センターから30名近くの参加があり、盛況に終わりました。
2時間の中で、前半は「アセスメントで重視すべき点・自立支援に必要なポイント」「疾患別リスク管理」を、後半は「リハビリ専門職の考えるリハビリのモチベーションについて」と題して、講演を行いました。
「アセスメントで重視すべき点・自立支援に必要なポイント」では、自立支援に向け、リハビリ専門職の視点から、主に日常生活動作のアセスメントのポイントをお話しました。どういった動作ができればトイレ動作や入浴動作などの日常生活動作が可能であるのか、どういった練習から繋げていけるのか、というような内容をお伝えしました。
「疾患別リスク管理」では、新座市自立支援型地域ケア会議で挙がることの多い疾患を中心に、疾患に関する基本的知識から禁忌事項、推奨される運動についてお話ししました。診断があったのが随分と前であったり、病院での説明を覚えていなかったりと、ご本人様もご家族様も疾患に関する記憶が曖昧なことも多く、日常生活の中でのアドバイスに困ることが多いとお話がありました。手術の内容や状態によって個人差はありますが、基本的な知識を得ることで、今後の支援の参考になれば幸いです。

「リハビリ専門職の考えるリハビリのモチベーションについて」では、支援を行う際の心理的な問題の大部分を占める「モチベーション」について、過去の研究を紹介しながら専門的な立場からお話しました。リハビリに関するモチベーションは、学業やスポーツのようなスキルアップのためのモチベーションとは異なること、モチベーションが高くても実際の行動に直接つながらないことも多いこと、を紹介しました。具体的でわかりやすい、理解しやすい見通しが必要であり、結果が出たらすぐに褒めるなどの反応を示すことが重要である、ということをお伝えしました。

実際に支援対象として出会うことの多い疾患を中心に、写真や図で示しながらお話したことから、勉強になった、支援につなげられそう、というお声をいただきました。実際に経験した中で困ったことなどの具体的な質問もあり、こちらも考えさせられ学ぶことが多くありました。
このような場をいただき、疾患の基本的知識やリハビリに対する意識づけについて、私たちも改めて振り返る良い機会となりました。主催の新座市介護保険課の担当者様、ご参加くださった居宅介護支援事業所、地域包括支援センターの職員様、ありがとうございました。
