令和7年8月25日(月)昼食
~お品書き~
油麩丼
里芋のずんだ和え
笹かまと塩昆布のわさび和え
あざら
今回の全国味めぐりは宮城県をテーマにお食事をご用意しました。
メインは油麩を卵とじにして御飯にのせた油麩丼です。宮城県北部の登米市が主な産地の“油麩”は仙台麩とも呼ばれ、精進料理としてお盆などに食べられており、油麩丼は登米市のご当地グルメとして親しまれています。
小鉢は鮮やかな緑色が食欲をそそる里芋のずんだ和えです。茹でた枝豆をすりつぶして作るずんだは、お餅に絡めたり、和え物にしたりと様々な料理に使われます。
もう一つの小鉢は宮城県の代表的な特産品の一つである“笹かまぼこ”を塩昆布とわさびでさっぱりと和えました。塩昆布のうま味とツンとしたわさびの辛みが笹かまぼこの上品な味わいを引き立てます。
汁物は“あざら”です。あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、宮城県の郷土料理で、メヌケのあらと白菜の古漬けを酒粕と味噌でじっくり煮込んで作られます。今回はメヌケのほぐし身と白菜に酒粕と味噌を加えて再現しました。
「何の料理?」「珍しい料理だね」とはじめは少し訝しむような様子で料理をご覧になっていましたが、食べ始めると「美味しい」「こんな料理があるんだね」と皆さま笑顔で召し上がっていました。